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GROUP STUDY EXCHANGE ROTARY DISTRICT 2650

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三樹志穂──帰国後の感想

株式会社メイクウェイスタディセンター勤務

 

2008-2009年度GSE派遣団メンバー:三樹志穂さん

はじめに、GSE研修に参加させて頂いて、
また私たちを支えて下さった皆様に感謝申し上げます。

私、個人で「参加させて頂きたい」と思っても、
会社の許しがなければ、また推薦して頂いたロータリークラブが
いらっしゃらなければ実現できなかったことです。

寛大なお心とサポートを頂き、
大変素晴らしい体験をさせて頂きました。

また団長、そして団員の皆さんにも、感謝しております。
団長は、何があろうとも動じず、プログラムに沿って
いけるようサポートして頂き、安心してプログラムに集中できました。

そして、団員の皆さんは、何か問題が起これば、相談し合って、
助け合って、チームワークよくプログラムに取り組めたと思います。

また、それぞれ違う職種なので、自分とは違う職業の
ことを聞いたり見たりできたことは、自分の世界が
さらに広がって、とても良かったです。

私が今回掲げていたテーマは、
EQ(Emotional Intelligence Quotient)がどのように幼稚園や
小学校で取り入れられて指導されているかを学ぶことでした。

ご存知かもしれませんが、EQは心の知能指数のことを言います。
アメリカでは幼稚園・小学校で取り入れられていると伺っていましたが、
実際はまだそんなに知られておらず、EQと言っても説明をしないと
分かってもらえませんでした。

学校でEQを取り入れて指導しているところは
見られませんでしたが、いろんな方と出会って、その方
たちを通して、やはりEQを高めることは大事だと感じました。

アメリカの方と接することもそうでしたが、
近い場所に居る団長や団員の皆さんと関わることも、
少し自分のEQを高めてくれたのではないかと思っています。

グループだから、学び合い、助け合い、認め合い、
自分の意見だけを通すのではなく、相手の意見も聞きながら、
物事を決めていく、社会人にとって、とても大事なことが、
ここに隠されているのではないかと感じました。

この1ヶ月間、ほぼ毎日顔を合わせていましたが、
ケンカすることもなく、ぶつかることもなく、
本当に仲よくできました。

それは、みんながそれぞれ相手のことを思いやり
尊重していたからだと思います。

帰ってから気づいたのですが、
私には皆さんが家族のように思えていました。

分かろうとすること、伝えようとすること、
そして尊重し合い、認め合うこと

……それは信頼関係を築き、
家庭、学校、社会、人と関わることにおいて、
とても大事だということを改めて気付かせて頂きました。

これらを通して、EQを高めることが大切だと、
改めて感じました。もっと、EQのことを深めて、こどもたちが
伸び伸び、楽しく学べる環境を作っていきたいと思います。

この研修を通して、他の国の教育機関、文化等
たくさんのことを学ばせて頂きました。
その中で、心に残っている言葉があります。

あるロータリーの方が、
言葉や文化、国は違うけれど、人は同じ

とおっしゃっていました。

文化や国が違うと、それぞれ特徴はありますが、
基本的な「心」、人を思いやる気持ちなどは同じなのだと
改めて気付かされました。

教育が抱えている問題も似たことが多く、
国が違っても求めているものは同じなのかもしれません。

この機会を頂き、本当にありがとうございました。
この経験を生かし、地域、社会へとさらに役立っていきたいと思います。

このGSE研修は、とても素晴らしいプログラムです。
今後、参加される方も素晴らしい経験が
できることと確信致しております。

しかし、受け身ではなく、能動的になって
得られるものだと思います。

皆様が素晴らしい経験をされることを祈っております。

三樹志穂さんの帰国報告はこちら
アメリカ・ウエストバージニアにて


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