
GSE参加者の雇用主からの視点:堀井正光さん
秘書広報グループ(グループリーダー)
本日は、2008-2009年度の派遣団員として参加させていただく上田崇博の上司として、お話しさせていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
自治体に取っても大きなメリットあり
私自身、十数年前に、GSEプログラムに参加させていただいたことがあります。人間的にもキャリアを大きく広げてくれるこのプログラムに、職場のパートナーが参加できることを本当にうれしく思っています。
ご承知のように、現在、多くの自治体では、地域住民の皆さんとの協働によるまちづくりを推し進めようとする流れが生まれています。各種団体やNPOの皆さんとご一緒に地域の未来を創造しようというものです。その意味でも、アメリカはNPO先進国です。
上田には、自身の専門である広報分野での調査・研究とともに、派遣される地域におけるまちづくりの様子を体験し、多くのことを学んできてほしいと期待しています。
国際人としての資質を体得
既に職業的なキャリアを十分に持つ社会人にとって、1ヶ月に及ぶ海外研修期間を与えてくれるGSEプログラムに参加できることは、ほんとうに魅力のあることだと思います。
自分がどのような分野の職業についているにしろ、このプログラムを通じて、国際人としての資質を高めるための第一歩とするまたとない機会であると思います。
ロータリアンの皆さんは、経営者、事業者として成功されている皆さんです。グローバルな視野を持つ皆さんの活躍を目の当たりにしつつ、そういった方々が地域でどのような役割を持っているかも知ることがでるからです。
また、派遣に先立つ事前研修の中でも既に求められる外国語の活用もそのひとつ。今や世界共通のコミュニケーション言語となっている英語を今回の派遣でさらに飛躍させることができるのではないでしょうか。
送り出す側として
小規模自治体にとって、年々、財政状況が厳しくなる中で、このような民間の財団資金を活用した研修に職員を参加させることは、幸運な機会です。しかし、職場としては、一人の職員が1ヶ月あまり不在することは、非常な痛手です。
特に私どものような小規模自治体にとっては、深刻であるとともに、今回団員に選ばれた上田は、非常に優秀な職員で、向上心も旺盛なことから、彼の不在期間を補うのは、非常なエネルギーが必要になると思います。
しかし、帰国後の彼の成長ぶりを期待できるのなら、ということで、私を含め、周りの者で力をあわせてカバーしたいと考えています。
また、帰国後にGSEで得た体験を地域の国際交流事業に寄与できるということも、自治体職員だからこそ可能なことだと思っています。
そういった意味でも、今後、GSEプログラムに多くの自治体から行政職員の皆さんがチャレンジされることをお勧めするとともに、派遣のあかつきには、大きなサポートをされるようお願いしたいと思います。
I’m sure it will exactly pay in the future.
お読みいただきまして、ありがとうございました。
GSEパスト団員
堀井正光
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