
GSEプログラム参加者の感想──本間太郎さん
GSE──研究グループ交換プログラムに参加していただいた
本間太郎さんに、今回の経験で自分の人生が
どうなったか語っていただきました。

本間太郎と申します。
昨年、GSE団員としてフィンランドに行ってまいりました。
よろしくお願いします。
プログラムに参加した目的
まず何よりも、自分自身の器を大きくして魅力的な人間になりたいという思いがあり、このプログラムに参加しました。
GSEプログラム参加が決まり、フィンランドに関する知識を深める中で、様々な事実を知りました。
その中でも、フィンランドが国際競争力で世界トップレベルだということを知ったとき、強い衝撃を受けました。「高緯度に位置し、人口500万人ほどの国が、どのようにして国際競争力で世界トップレベルになり得たのか。」このような疑問を抱いたからです。
そして、GSEプログラムのメインテーマを、フィンランドの人々・文化・企業・制度に直接触れ、この疑問に対して自分なりの答えを見つけることに決めました。
現地で最も衝撃的だったこと
現地において最も衝撃を受けたのは、フィンランドのトルニオとスウェーデンのハパランダという町が、国境を越えて「まちづくり」を行っているということでした。
国境を行き来するのは自由で、学校や図書館などの公共施設は双方の地域に開放されていました。
私自身の中に、国境を越えてひとつの町をつくるという発想がなかったので、とても驚かされました。
より良いものを創る、より競争力のあるものを創る──そのためには既存のルールを超えた決断をおこない、目標へ向けて最善の策を採る──そんな彼らの気概を感じ取ることができました。
フィンランド人の行動スタイル
フィンランドで出会った人々に共通して感じたのは、「目標に向けて最短の経路でものごとを進めていく。」ということです。
決して器用な人々だとは思いませんが、根底にそのような考え方があるので、国際競争力で、世界トップレベルになれたのだと強く感じました。
帰国後、どんな自分になったか
フィンランドから帰国して、「どんなことにもチャレンジしてやろう。」と思えるようになりました。新しい人と出会う機会があれば、積極的に参加するようになりましたし、何か依頼されることがあれば、自分が成長できるチャンスだと思い、引き受けるようになりました。
GSEプログラムは、帰国後にその真価を発揮します
フィンランドに行く前の半年間の準備期間で、たくさんのことを学ぶことができました。そして、もちろん、派遣中の約1ヶ月間には、充実した体験をすることができました。しかし、GSEプログラムの体験は、帰国後にその真価を発揮します。
帰国後1ヶ月かけて、レポートを書きましたが、それは「フィンランドで経験してきたことが自分の人生にどのような意味があるのか。」を真剣に考える、またとない機会となりました。
そして、この体験を他の方々に伝える機会にも恵まれました。そういった経験が私自身の人生をとても豊かにしていますし、そこで出会った人々の輪もどんどん広がっています。
準備期間も、派遣期間中も、とても大切ですが、GSEプログラムのかなめは、帰国後、自分がどのように変わり、何をしていくのか、どのような人間になっていくのか、ということだと思います。
研修期間は約1ヶ月に過ぎませんが、帰国後には、大きな変化が感じられると思います。私自身、以前より積極的にチャレンジできるようになりました。そして、目の前のチャンスをものにできるようになったと思います。
これから、GSEプログラムに参加される方々にも、さまざまな経験を通して、何か大きなものを得て、帰ってきてもらいたいと思います。
貴重な経験をさせてもらい、感謝しております。
ありがとうございました。
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本間さんのレポート
「フィンランドを旅して」
は、こちらからご覧いただけます。
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