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GROUP STUDY EXCHANGE ROTARY DISTRICT 2650

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GSEプログラム参加者の感想

GSEプログラム参加者の感想──中西薪子さん

京都民際日本語学校 派遣先:フィンランド(2008年)

GSE──研究グループ交換プログラムに参加していただいた
本間太郎さんに、今回の経験で自分の人生が
どうなったか語っていただきました。

GSEプログラム参加者:中西薪子さんの肖像写真

2008年度のGSE団員として
フィンランドに行ってまいりました、
中西薪子です。よろしくお願いします。

きっかけは?

私は日本語学校で働いておりまして、そこの校長から「フィンランドに行ってみないか」と持ちかけられました。とてもビックリしました。

学校が忙しくなる7月という事もあり、職場の同僚たちに私の仕事をお願いしなければならないこともありますので、「本当に行けるだろうか」と、最初は不安でした。

でも、私の心の中では「1ヶ月、お仕事を休んでフィンランドに行きたい!」という気持ちが、日増しに強くなっていきました。

国際交流を実地で体験する

私の仕事は日本語学校の教師ですので、そこには国際交流という要素が含まれています。しかし、海外で生活をしたことのなかった私は、はたして本当に国際交流が理解できているのかと疑問を感じていました。そこでこのチャンスを生かして「真の国際交流とはなにか」を模索したいと思い、参加を決意しました。

自分の甘さに気づきました

現地に行くまえに日本で準備のための研修を重ねます。そこで「自分がどれだけ日本を知らなかったか」「どれだけ甘い気持ちだったか」を痛感しました。1ヵ月も仕事を休ませていただいて行くわけですから、なにかそれだけのものを得て帰ってこなければならないんだと、6ヶ月間の事前研修を通して気づかせてもらいました。

実際に行ってみて思ったこと

たくさんのことを学ばせていただきましたが、その中でも一番大切だと感じたことは「相手のことを思いやる心」です。すべてが初めての経験で、私は不安がいっぱいでした。でも、一緒に行った団員のみなさん、そして現地のみなさんの暖かい「笑顔」に何度も救われました。

笑顔は魔法のような力があります。どんなに不安にさいなまれていても、まわりの人から笑顔で接していただくと、安心できます。初めて日本に来た外国人に対して私は「笑顔で接していただろうか……」と、強く反省しました。

GSEプログラム参加者:中西薪子さんの肖像写真2

人は一人では生きていけない──月並みな言葉ですが、このことを体の芯から感じ取ることができました。これまで、頭ではわかっていましたが、今回のフィンランドでの経験を通して、心から感じ取ることができるようになりました。

日本が好きになりました

今回の経験で、日本という国のすばらしさに気づきました。世界の目から見て、こんなにめずらしく、ステキな国に私は生まれ育ったんだと、あらためてその価値に気づかされました。「日本を知ってほしい!」「日本を伝えたい!」そう思うようになりました。

日本語を教えるということが、単なる技術指導ではなく、この国のすばらしさを伝える責任を担っているんだ、という自負を抱きました。この気づきを戻ってからの仕事に活かしていこうと思いました。

これから私がすること

このような機会は、本当に一生に一度あるかないかのチャンスで、こういう機会をいただいたことに、本当に感謝しています。これがひとつの縁となって、真に有機的な国際交流のつながりの輪を新たにふくらませていきたいと思っています。

また、フィンランドでいただいてきた、たくさんの思いやり。これを今後、同じように不安を抱きながらも、国際交流の場に参加される方々みなさんに「笑顔で」配っていきます!

参加されるあなたに……

たぶん、色々と困ることにあうと思います……。この1ヶ月は、途方もなく長いと感じると同時に、すごく短いと感じる1ヶ月でもあります。一生にあるかないかの1ヶ月だと思って、目一杯楽しんできてほしいと思います。

ただし、GSEのメンバーとして行くわけですから、ただの交換留学ではなく、職業視察における、しっかりとした目的・目標を持っていただいて、参加していただければと願っています。

お読みいただきまして、ありがとうございました。


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中西さんのレポート
「一番近いヨーロッパ、フィンランドにて」
は、こちらからご覧いただけます。


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