
フィンランド1400地区とのG.S.E.
R.I.D.2650
2007-08年度
ガバナー京都東ロータリークラブ橋本長平
フィンランド1400地区とのGSEの決定は、私がまだガバナー・ノミニーのときに、山本和秀現委員長から事前相談を受け、その上で更に御自身がフィンランドに出向かれて、決定されたものである。
勿論GSEは、ロータリー財団のプログラムの一つであるから、地区ロータリー財団委員長の事前了解を得られた上でのことであった。
私は、山本委員長からこの話を最初にお聞きしたときに、日本とは余り深い交流があるとは必ずしも言い難いフィンランドとの間でGSEを実施することは、特にロータリーの精神に照らしても、深い意義を持つものとして直ちに賛同の意を表したことを今でもはっきりと記憶している。
フィンランドから来る予定のチームの出身地は、いずれもオウルという都市であり、日本人でもこの地を訪ねる人は少ないと聞いている。そういうオウル出身者との間で、職業活動、文化体験、親睦が2650地区との間で交わされるということ自体、ロータリーの本質に沿った活動と言える。
こういう事前の折衝、決定があったお陰で、私は国際協議会においてフィンランド1400地区ガバナーと、第一列目のど真ん中の席に座る栄を与えられた。
国際協議会では、GSEをすでに実施することを決定しているガバナー同志は隣りの席に、しかも、できる丈最前列に座らせてくれるという慣行があるのである。その結果、私は、1400地区ガバナーとも親しい付き合いができ、ウィルキンソンRI会長エレクト(当時)や、ビチャイ・ラタクル氏の講演を、最前列で聞くことができたのである。
(閑話休題)ともあれ、2650地区からは彦根ロータリークラブの正村会員を団長として選抜された4名のメンバーがフィンランドに派遣され、フィンランドからは団長に率いられた4名の団員が2650地区にやってきた。
このGSEで得られたものは各団員にとって大きかったものと思われるが、この芽を更に育てて、両国への友好親善関係が更に深まり、延いては世界平和の一助となって欲しいと強く願っている。